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自己資金と住宅ローンを把握して、あなたが無理なく「買える金額」を知ろう

資金計画
2018.01.15

新築住宅の購入で多くの人が頭を悩ませるのが「資金」です。
住まいは金額が大きいなだけに、資金計画を具体的にイメージできないという方も多いのではないでしょうか。
住宅の購入予算は、家づくりをするうえで最も重要な要件のひとつです。資金計画を曖昧にしたままマイホームを購入しようとすると、その後の人生設計に重大な影響を及ぼしかねません。そうならないためにも、まずはあなたの「買える金額」を知っておくことが大切です。

 

「買える金額」は自己資金+住宅ローンで決まる
住宅購入予算は一般的に、貯蓄や親などからの援助による「自己資金(頭金)」と、金融機関から借り入れる「住宅ローン借入額」の二つで決まります。
自分たちが用意できる自己資金はいくらか、また住宅ローンはいくら借りられるのか、自分に当てはめてみながらそれぞれチェックしてみよう。

 

頭金や諸費用に充てられる「自己資金」を把握する
住宅購入において自己資金は、頭金や諸費用に充てられます。
頭金を増やすことで住宅ローンの支払いは楽になりますが、いまある貯蓄をすべて使ってしまうと、病気や事故など予想外の事態や、子供の教育費や車の買い替えなど近い将来必要な資金もなくなってしまいます。
さらに住まい購入にかかる費用は建物価格だけではありません。
不動産屋さんに支払う仲介手数料や、不動産登記費用など「諸費用」と呼ばれる費用があり、これらの支払いの中には入居までに支払うものも含まれているため、こちらを考慮する必要があります。
※諸費用の価格は一般的に、建物価格の約3~7%とされています。

こうした「残しておくべき金額」を自己資金から差し引いた金額が、頭金や諸費用として使えるということになります。
ただし頭金なしの住宅ローンフルローンを選択される場合は、自己資金(頭金)を用意する必要はありません。しかし頭金なしでローンを組むと、必然的に返済額が多くなってしまうというという、リスクもしっかり把握しておきましょう。

 

 

ローンシミュレーションで住宅ローンの借入額を計算してみよう
自己資金が把握できたら次に住宅ローンについて考えてみましょう。
住宅ローンでいくら借りられるのかを知るために、おおよその目安となるのは「年収」と「返済比率」です。

返済比率とは年収のうち、住宅ローンの返済に充てる金額の割合を指し、一般的に年収の25%以内に収めれば安心と言われています。
たとえば年収が400万円の人の場合、返済額25%とすると年間の返済額が100万円になります。この金額から毎月の返済額を計算すると、約8万3333円。この金額から、借りられる額を計算してみます。
借りられる額を計算するためには金融機関のホームページなどに掲載されている、住宅ローンシミュレーションを活用します。

 

 固定金利型住宅ローン「フラット35」ローンシミュレーションにて計算
 年収/400万円
 毎月返済額/8万3000円
 金利/1.360% ※金利は2018年1月時点のフラット35の金利を参考に設定
 返済期間/35年
 返済方法/元利均等

 借りられる金額は 約2772万円

 

この金額に頭金と諸費用を加えた金額が、住まいを「買える金額」ということになります。

住宅ローンを借り入れる時には、子どもの教育費や老後の資金を考慮した、無理のない金額にすることが大切です。年収は将来、増えていく可能性がありますが、子どもの成長などライフステージの変化によって、支出も増えていくことを頭にとどめておきましょう。

 

あなたの「買える金額」は、いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したやり方は、あくまでも「目安」となる金額を知る方法です。
実際は同じ年収でも家族構成やライフスタイルが異なるため、正確な「買える金額」を知るためにはファイナンシャルプランナーなどプロに相談する必要があります。
「詳しく資金計画を立てたい」「自分たちの収入や支出を見直したい」という方は、住宅会社などで無料相談会などのイベントも行っているため、そうした場を積極的に利用しましょう。

 

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