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注文住宅の基礎知識:相場よりも安い土地を見つけたときの注意点と購入前に知っておきたいこと

新築住宅
2018.06.07

土地探しをしていると、周囲の物件と比較して似たような立地・広さなのに、安い物件を見かけることはないでしょうか? 一見「安いしお得!」と思うかもしれませんが、その安さには相応の理由があるかもしれません。そこで今回は、相場よりも安い土地を購入する前に知っておきたい事についてまとめてみました。

 

なぜ安い土地があるのか、その主な理由を知ろう

相場よりも安い価格で土地が販売されている場合、「土地条件」や「土地の形状」が特殊な場合があります。一般的によくある事例をまとめてみました。

 

【土地が特殊な形をしている】
住宅用として販売される土地の多くは正方形や長方形など整った形をしています。しかし隣地との境界や道路との関係で、三角形や極端に細長い土地が販売されていることがあります。そうした土地は周辺の整形地に比べると価格が低くなる傾向にあります。こうした特殊な形をした土地で代表的なのは、出入り口が狭く、その奥に家の敷地がある「旗竿地(はたざおち)」でしょうか。出入りがしにくかったり、周囲が建物で囲まれている場合が多いため日当たりが悪く、価格が抑えられる傾向にあります。

 

【土地そのものが傾斜している】
山の斜面に面している、坂の途中にあるなどの理由で、一部分が斜めになっていたり段差が生じている形状の土地も見かけることがあります。こうした土地の場合は、周辺の整形地に比べると価格が抑えられています。

 

【接道の義務を満たしていない】
家を建てるときには建築基準法によるさまざまな制約があり、好きな場所に自由に建てられるわけではありません。「接道義務」はその制約のひとつです。土地に面している道路が4mに満たない場合は、道路の境界線から一定の距離を後退させる「セットバック」を行う必要があり、価格が低くなる場合があるでしょう。

 

特殊な土地も活かし方で生まれ変わる!

上記のような土地は一見デメリットに感じるかもしれませんが、活かし方次第では唯一無二のマイホームを創り上げることができます。例えば旗竿地であれば、奥まっている立地のため比較的静かな環境というメリットもあります。また三角形の土地であればデッドスペースをうまく利用して個性的な庭や家庭菜園をつくったり、傾斜した土地の場合は平地にはない眺望を得られるかもしれません。つまり考え方によっては土地購入費を抑えることができる分、住まいづくりに”こだわる”ことができるため、プランニングの工夫次第ではほかの家にはない、あなただけのマイホームをつくることができるのです。皆さんも希望の条件に合った、特殊な形状の土地を見つけたら住宅会社に相談してみてください。思わぬ個性的な住まいが手に入るかもしれません。

 

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