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“新築一戸建て”は、間取りやデザインを自由に選択して建てる「注文住宅」と、間取りプランや値段が決まっている建物を買う「建売住宅」の二つに分けられます。家づくりを始めたばかりで、どちらが自分に合っているのか分からないという方は、「注文住宅」と「建売住宅」それぞれの特徴を知っておきましょう。

自分の好きな間取りやデザインで“建てる”注文住宅

注文住宅の魅力は、建物の間取りやデザイン、住宅設備など自分のこだわりを反映した住まいを建てられることです。「収納が多く家事が便利な住まいにしたい」「趣味のための専用スペースが欲しい」「家族や友人を招いてBBQできる広い庭が欲しい」……など、住宅会社と相談しながら、マイホームを一からつくり上げていく過程を楽しむことができます。
一方で、すべてのこだわりを実現できるかどうかは予算次第となってしまいます。そのためマイホームで絶対に実現したいこと、妥協できるポイントを決めて、優先順位を予め考えておくことが大切です。また土地を所有していない場合は、土地探しから購入そして建築まで、さまざまな工程をクリアしなければならないため時間も手間もかかってしまいます。しかし、あなたのこだわりを反映した、世界に一つだけのマイホームをカタチにできることは、何ものにも代えがたい喜びがあります。

土地と建物がセットになった実邸を“買う”建売住宅

建売住宅の魅力は何といっても、価格の明確さと購入手続きのスピード感です。すでに土地や間取り・設備のプランが決まっているため、自分の予算に合わせて建物を選ぶことができるほか、建物が完成している場合は、自分の目で確かめながら、どんな暮らしができるのか生活動線を思い描くことができます。

また購入の流れは中古住宅やマンションを購入する場合と近く、「注文住宅」と比べると単純です。そのため土地探しやプランの打ち合わせ、建築などで時間が取られないため、「共働きで仕事が忙しく、家探しする時間が無い」「もう年末だけど、子どもが進学する4月までには入居したい」といった要望に対応できるスピード感も魅力です。
そのほか「新築一戸建ては欲しいけれど、注文住宅は時間も手間もかかって大変そう」「自分たちでつくるより実物を見て購入したい」という人にも建売住宅が向いているでしょう。

どんな住まいさがしをするのかは、マイホームへの希望や家族の考え方によって変わってきます。また「建売住宅が良い」と思っていた方が色んな住まいを見ているうちに、自分だけの住まいが建てたくなったり、注文住宅を検討されていた方が理想的な建売住宅を見つけて購入するケースもあります。

これからマイホームを検討をされる方は「絶対にこれ！」と、どちらかを決めつけず、より多くの住宅会社のモデルハウスや建物を見学して、あなたに合った住まいさがしの形を見つけることをお勧めします。