住宅ローンの基礎知識:カーポート・塀などの外構工事費用を住宅ローンに組み込むには?
- 住宅基礎知識
- 2018.03.29
住宅ローンには仲介手数料をはじめとした諸費用など、ローンに組み込むことができない費用があります。では建物のまわりにある、カーポートや門扉・塀などの“外構工事費用”はどうなのでしょうか?今回は外構工事費用を住宅ローンに組み込む方法についてご紹介します。
外構工事費用を住宅ローンに組み込む方法とは?
外構工事費を住宅ローンに組み込む一番簡単な方法は、ハウスメーカーやビルダーに外構工事まで一括して任せてしまうことです。この場合であれば、外構費用を含めた金額で、住宅ローンを組むことができるでしょう。
自分好みの外構業者で施工したい場合は?
一方、外構デザインにこだわりがあって、自分で好みの業者を探して外構工事を依頼する場合はどうなるのでしょうか。まず前提として知っておきたいのは、金融機関によって外構工事費用を住宅ローンに組み込むことができるところと、できないところがある、ということです。
前者の場合であれば、問題なく申請することができると思いますが、“できない”とされている金融機関でも諦めてしまわずに、一度窓口まで足を運んで相談してみることをお勧めします。また、頼りになる住宅会社の担当者に協力を求めてみるのも一つの手です。
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外構費用は住宅ローン控除の対象になる?
また外構工事費用を住宅ローンに組み込んだ場合、住宅ローン控除の対象になるのかについてもご紹介します。
結論から言ってしまえば外構工事費用は住宅ローン控除の対象にはなりません。
しかし特例として、家の建築を依頼した同一の業者に外構工事をしてもらった場合で、外構費用が建物金額の「10%」に満たない工事費用であれば、住宅ローン控除を受けることができます。つまり家の建築と別の業者に外構工事を依頼した場合は、適用外となるため注意が必要です。
「新居と一緒に素敵な外構を実現したいけど、資金が足りない」という方は、住宅会社や金融機関に相談してみて、素敵なお庭と住まいを実現してください。