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エクステリアの基礎知識:オープン外構とクローズド外構の違いとメリット・デメリットは?

注文住宅
2018.06.27

注文一戸建住宅を購入する際には、間取りや内装のデザイン・住宅設備など、決めなければいけないことが様々ありますが、外構(エクステリア)を計画することも大切です。そこで今回は「オープン外構」と「クローズド外構」の基礎知識と、メリット・デメリットについてご紹介します。

 

住まいの境界を堀やフェンスで囲わない開放的な「オープン外構」

オープン外構とはその名の通り、住宅敷地の境界をフェンスなどで囲っていない開放的な外構プランです。しかしオープンといっても何も設けないわけではなく、植栽などで簡易的な境界をつくったり、窓の前に目隠しになる樹木を植えるなど、開放感を損なわないようにしながら、プライバシーを最低限確保していることが一般的です。

 

・オープン外構のメリット

一番のメリットは何といっても、敷地を広々と使えることです。また後に紹介するクローズド外構に比べて建築資材や植栽などを使わないため、コスト面のメリットがあることも特徴です。そのほかオープンな設計にすることで、駐車スペースも十分に確保することができるでしょう。

 

・オープン外構のデメリット
逆にデメリットになるのはプライバシーや安全面です。敷地が人通りの多い道路に面していた場合、室内が丸見えにならないよう対策を講じる必要があるほか、物干しの配置も含めてプライバシーを確保しなければいけません。また道路との境界に遮るものがないため、小さいお子様がいるご家庭では、道路への急な飛び出しなども注意する必要があるでしょう。

境界を囲むことでプライバシーが守られる「クローズド外構」

クローズド外構はオープン外構とは逆に建物の境界を囲むことで、道路や近隣住宅からの視線を遮断する外構プランです。外部からの視線が遮られるため、庭でバーベキューをしたりベンチを出してゆっくりしたいという方や、住まいのプライバシーを確保したいという方にも人気があります。

 

・クローズド外構のメリット
外部の視線が届かないため、しっかりとプライバシーを確保することができます。そのためリビングのカーテンを閉め切らずに、のびのびと暮らすことができるほか、庭でバーベキューを楽しんだり、小さいお子様を安心して遊ばせることができます。また、堀や門扉、植栽などを組み合わせて様々な外構デザインをつくることができるため、個性的な住まいにしたいという方にもおすすめです。

 

・クローズド外構のデメリット
デメリットは、前述したとおりオープン外構と比較してコストがかかってしまうことです。敷地の周囲をすべて覆ってしまうため、それだけ建築資材が必要になるほか、植栽で覆った場合には定期的にメンテナンスをする必要があります。そのほか外からの視線が遮られることで、侵入者が隠れることができるスペースを生んでしまいかねないため、セキュリティ対策も必要になるでしょう。

 


 

住まいづくりでは設備・デザインや間取りなどを優先してしまいがちですが、外構の選びかたで住まいの印象はガラリと変わってしまいます。注文一戸建住宅を建てる場合には、それぞれのメリット・デメリットを知って、自分の家族にどちらが合っているのか吟味するほか、コスト面も含めてじっくり検討して選びましょう。

 

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