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“頭金なし”でもマイホームを買える? フルローンで住宅ローンを組んでも大丈夫なの?

資金計画
2018.06.06

“頭金なし”で住宅ローンを組んでマイホームを購入する場合、「初期費用が少なく済む」というメリットがあります。しかし“頭金なし”のローンには、さまざまなリスクがあることも知っておかなければいけません。そこで今回は頭金なしで住宅ローンを組んだ場合の注意点についてご紹介します。

 

頭金がなくてもマイホームを購入できる?

まず「頭金」とは、マイホームを住宅ローンを利用して購入する際、契約時に支払うお金のことです。頭金の金額は一般的に購入する住宅価格の2割と言われていますが、”頭金なし”でも住宅ローンを組むことはできます。また頭金なしで住宅ローンを利用できる商品も増えているという現状もあります。

 

頭金なしでマイホームを購入する場合の注意点は?

では”頭金なし”でマイホームを購入する場合、どんなデメリットがあるのでしょうか? まず1つめは、住宅ローンの審査に通りにくくなる可能性が考えられます。“頭金なし”を選ぶ理由が「自己資金があるが、初期費用をかけたくない」というものであればいいのですが、自己資金が用意できないなど、経済的な余裕がない場合には可能性もあると言えるでしょう。

また住宅ローン審査では「返済負担率」も重視されています。返済負担率とは「収入に対する返済額の割合」を指します。例えば「フラット35」では総返済負担率を年収400万円未満で30%、年収400万円以上で35%に設定されています。頭金なしで住宅ローンを組んだ場合、頭金を入れた場合と比較して借入金額が大きくなるため、ローン審査に通らない可能性が考えられます。

 

住宅購入時に必要なのは頭金だけではない!諸費用も忘れずに用意しよう

また住宅購入時に必要になる資金は「頭金」だけではありません。住宅を購入するためには、建物の本体価格のほかに多くの“諸費用”が必要です。例えば住宅ローンを組むために必要な事務手数料や、司法書士手数料などを支払う必要があるほか、登録免許税や印紙税などの各種税金も用意しなければいけません。これらの諸費用については以前の記事で紹介しているので、いつどんな費用が必要になるのかをチェックしておきましょう。

 

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諸費用も含めて借りることができる住宅ローンもある

頭金に加えて上で紹介した「諸費用」まで含めて住宅ローンとして借りられるローンもあります。つまり、まとまったお金を貯めていなくても、マイホームを手に入れることができるのです。しかし、借入する金額は「住宅価格+諸費用」となるため、返済負担率も高くなるというリスクもあります。そのため少なくとも諸費用分の金額は自己資金で用意しておくことをおすすめします。

 


 

“頭金なし”でマイホームを購入しようとする場合、初期費用を少なくできるため一見メリットがあるように感じますが、今回紹介した通り相応のデメリットもあるため余裕のある資金計画を立てる必要があります。これから住まいづくりを検討されている方は、現在の自己資金や将来の家族構成・経済状況やライフプランをよく考えて、無理のないマイホーム購入を実現してください。た不安があればファイナンシャルプランナーやローン相談窓口などで、専門家の意見を聞いてみることをお勧めします。


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