家を建てる場所で重視するのは「学区?」「実家との距離?」 希望の地域で、土地さがしを実現させるために知っておきたいこと
- 土地基礎知識
- 2020.07.16
家づくりをされている皆さんは、もう土地が決まっていますか?お子さまの「学区」を優先したり、お仕事の「通勤距離」を重視するなど、様々な優先順位があると思いますが、いざ土地さがしを始めてみると、希望する土地が見つからなかったり、値段や広さなどの条件が合わなかったりで、行き詰ってしまう人は少なくありません。そこで今回は希望の地域で土地さがしを実現するために知っておきたい基礎知識をご紹介します。
1.希望する地域の条件と優先順位を明確化しよう
土地探しをしていて、良さそうな土地を見つけたとき「もっと良い土地が見つかるかもしれない」と考えて保留しているうちに、他の人が成約してしまった、というのはよくある話です。そのため、土地探しをする前に明確な条件を優先順位をつけておくことが大切です。
・小学校区を優先する場合
家づくりをされる方で「学区」を優先して土地探しをされている方も多いのではないでしょうか。その場合、大切にしたい条件のひとつが小学校までの通学路です。希望通りの学区に家を建てたとしても、小学校まで遠いと子どもの負担が大きくなってしまいます。また通学路や周辺の交通状況を確認しておくことも重要です。実際に学校まで歩いてみて、交通量や事故リスクの有無、土地周辺の危険リスクはないかをチェックしておきましょう。
・勤務先や実家までの距離を優先する場合
共働き夫婦の場合はどちらの勤務先を優先するかがポイントになります。どちらかの職場に極端に近いと、もう片方にとって負担となってしまうため、お互いの勤務形態や家事の分担などをしっかり考えて、夫婦や家族の時間をしっかり確保することを優先しましょう。
また実家近くの土地を検討している場合は、子育てや家事などをサポートしてもらうのか、親世帯の介護のためなのかなど、目的は様々だと思います。いずれにしても500m~1Km圏内など、エリアを限定しすぎてしまうと、土地さがしが難しくなってしまうため、車で無理なく行き来できる距離で考えておくのが良いでしょう。
2.希望の地域にある不動産屋さんを訪ねてみよう
家族と話し合って土地の条件や優先順位が決まったら、希望の地域にある不動産会社に行ってみましょう。地域に根差している不動産会社であれば、物件の情報だけではなく、その地域ならではの情報など、雑誌やインターネットでは調べられない情報を聞くことができる可能性があります。
3.土地さがしは住宅会社にも依頼してみよう
家づくりを依頼したい住宅会社が決まっているのであれば、希望する地域の条件を伝えて土地さがしに協力してもらったり、不動産会社を紹介してもらうのも良いでしょう。
土地や建物には様々な法的な制限があり、自分の購入した土地だからといって自由に建物を建てることはできません。そんな時、住宅会社と一緒に土地探しをしていれば、希望する家が建てられるかどうかを正確に判断してくれるほか、土地から家づくりまで一貫して依頼することで、時間や労力も少なくすることができます。
とはいえ100%希望通りの土地を見つけることは、とても難しいことです。そのためしっかり条件を整理して、不動産や住宅のプロに相談することが土地さがしを成功に導く近道と言えるでしょう。