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一戸建て住宅の基礎知識:木造住宅の構造・工法の種類と特徴を知っておこう

注文住宅
2018.06.13

一戸建て住宅で多く採用されている「木造住宅」は、日本古来から採用されてきた建築工法です。設計や間取りの自由度が高く、日本の気候風土にもマッチした木造住宅の構造・工法の種類や特徴を知って、マイホームえらびに役立てましょう。

 

01.在来工法(木造軸組在来工法)

日本で古来から採用されてきた伝統的な工法です。基本的に柱と梁で骨組みをつくって、そこに”筋交い”と呼ばれる木材を斜めに入れることで構造を補強しています。人の手で施工する部分が多く職人の熟練度によって、出来上がりが大きく左右されるという特徴があります。また構造上、柱や梁の継ぎ足しなどがしやすく、比較的自由に思い通りの間取りをつくることができるフレキシブルな一面も持っています。

 

02. 木造枠組壁式工法(ツーバイフォー工法)

アメリカから伝わってきた、材料の寸法などが規格化された工法です。一般的に「2×4(ツーバイフォー)」と呼ばれていますが、これは建材のサイズが2インチ×4インチで規格化されているためです。この均一サイズの角材と合板を組み合わせて壁や床をつくり、面で建物を支えるのが大きな特徴となっています。また規制のサイズで統一されていることでコストダウンを実現しているほか、職人の技術によって仕上がりが左右されないため、ある程度施工品質を安定させることができます。こうした壁や天井で面をつくり、住まい全体を支えているため地震等にも強いというメリットがあります。しかし、その構造は「箱」のようなかたちになるため、壁に大きな窓を開けたり、壁を抜いて大空間のリビングをつくったりすることは苦手な工法と言えます。

 

03. 木質系プレハブ工法

工場で生産された”パネル”を現場に持ち込んで組み立てていく工法です。組み立てるまでの工程を工場で行っているため、品質を安定させることができるほか現場ではパネルを接合するだけなので、在来工法と比較すると短期間で完成させることができます。一方、木質パネルはクレーン車を使って施工するため、狭小地であったり道が狭いなどスペースを十分に取れない場所では施工が難しくなります。

 

いかがでしたでしょうか。ひとくちに「木造住宅」といっても様々な工法があり、それぞれに長所や魅力を持っています。理想のマイホームをつくるためには、工法について知っておくことも大切です。家族と話し合って、気になる住宅会社を見つけたら、その会社が得意とする工法についても調べてみることをお勧めします。

 

 

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