家づくりのパートナー選び あなたの住宅はハウスメーカー・工務店・建築家どの会社に頼む?
- 注文住宅
- 2017.10.06
皆さんが「マイホームを建てよう!」と思い立ったとき、まず決めなければならないのが、「だれに家づくりを頼むか」ということです。
住宅情報誌で情報を集めたり、総合住宅展示場で住宅会社に飛び込んでみたりする方が多い傾向にあるそうですが、そのまえに住宅依頼先の特長を知っておくことが大切です。
依頼先は大きく分けて、ハウスメーカー、工務店、建築家の3つがあり、それぞれに個性があります。三者三様の違いを理解して、自分たちにぴったりのパートナーを探しましょう。
安心感とトータルサービスが魅力の「ハウスメーカー」
ハウスメーカーは全国規模で展開していることによるスケールメリットが特最大の特長です。全国で設計から施工までワンストップの家づくりを行っているため、豊富な実績と施工事例を持っています。そのため、自分たちのライフスタイルにあった住まいを提案してもらえます。また自社工場で住まいをつくっているため、大量生産によるコスト削減と短い工期、安定した品質を実現しています。
そのほかハウスメーカーには、営業や設計、インテリアコーディネーターが揃っているため、家づくりに関することをトータルで任せられます。さらに独自の長期保証や、365日対応してくれるアフターサービスなど、全国規模の会社ならではのサポート体制は建てた後の安心感にもつながります。
個性ある会社の中から自分に合った依頼先を選ぶ「工務店」
工務店と言っても、年間100棟以上を建てているような会社から、少人数で施工を行う「昔ながらの大工さん」のような会社まで、その規模はさまざまです。そのためハウスメーカーのように規格商品を持っている住宅会社から、建売住宅をメインにしている会社、完全自由設計でコダワリに合わせた住まいづくりをしている会社など、個性ある工務店の中から、自分たちに合った家づくりのパートナーを選ぶことが大切になります。
そのほか工務店で住まいを建てる人の多くは、友人や知人からの紹介というケースがほとんどです。そのため地域で長く営業している工務店は、お客様からの信頼が厚く、信頼できる目安となるでしょう。
設計力で理想の住まいを実現できる「建築家」
設計事務所の家づくりの特長は、要望や予算に応じたオーダーメイドの家づくりです。間取りやデザインにこだわりたい人はもちろん、狭小地や変形地での住まいを検討している人にもお勧めできます。設計事務所によって得意なことや個性は様々ですが、大切なのは自分たち家族と価値観が近い設計事務所を探すことです。住まいの要望はもちろん、好みのデザインやライフスタイルについても共有し合えれば、あなたに合った提案が期待できるでしょう。
また施工は建築家が紹介してくれる工務店が行うことがほとんどです。その場合、建築家は第三者の立場から施工を管理・チェックしてくれるため、手抜き工事などの防止にもつながるというメリットもあります。
相性の良い人に出会うことも大切?
住まいを建てた人に話を聞くと、住宅会社の特長や値段以上に出てくるのが「営業や設計など、スタッフとの相性」です。満足のいく家づくりができたという人は、営業マンと趣味が合ったり、インテリアコーディネーターとデザインの好みが一緒だったり、相性の良い人との出会いが重要なキーとなっている場合があります。
このように住宅会社には、それぞれの強みや特徴があります。家づくりのパートナー選びで大切なことは、各住宅会社の情報を集めて特長を理解することです。
そして自分たちに合った住宅会社を選ぶことができれば、その後のプランニングや施工がスムーズになります。まずは自分たちの要望と、住宅会社のメリットを照らし合わせて、自分たちに合った理想の家づくりを実現させましょう。