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建築予算でどのくらい変わる? 注文住宅の予算別特徴をご紹介

資金計画
2018.03.13

住まいの大きさや間取り、住宅設備を自由に選べる注文住宅は、“いくらで、どんな家が建つのか”イメージすることは難しいと思います。そこで今回は、注文住宅の建築費を値段別に、建てられる住宅の特徴をご紹介します。

 

【1,000万円台】建築予算を重視した「ローコスト住宅」

建築費の予算が1,000万円台の場合、コストを抑えた「ローコスト住宅」に分類される住まいになります。「予算はあまりないけれど、20代のうちにマイホームが欲しい」「住宅購入費を抑えることで、趣味や子どもの教育費などにお金を使いたい」など、理由は様々ですが住まいづくりで資金面を重視する人に選ばれやすい価格帯です。
建築費は家の形状によって上下するため、この価格帯の住まいはシンプルな家が多い傾向にあります。また内装も手間とコストのかかる自然素材はなかなか使えないため、フローリングやクロス仕上げになりがちですが、シンプルなデザインだからこそ自分の趣味や家具の好みを反映した空間が演出しやすいという面もあります。
そのほか住宅会社によっては“企画住宅”として、あらかじめ標準仕様の設備を設定することでコストを抑えたり、設計から施工まですべて自社で行うなどの工夫によって1000万円台に抑えています。そのため「ローコスト住宅」でも十分な性能を保ったまま、手ごろな価格で購入することも可能となります。

 

【2,000万円台】コストと理想のバランスがいい住まい

建築費予算2,000万円台の場合、住まいの大きさや形状・デザインなど、住まいのこだわりを、ある程度実現できるようになります。使用する建築資材や部材についても、無垢材や漆喰の塗り壁のほか、デザイン性に優れた建具を採用するなど、量産品ではないものを使用することも可能です。
しかし、せっかくの注文住宅なのだからと、全ての希望をかなえようとしてしまうと、予算オーバーになってしまいがちです。そのためには、自分たちの譲れないポイントをつくって、優先順位を設定しておくことが大切です。たとえば無垢材の床を採用したい場合、リビング・ダイニングのある1階のみに採用して、2階はフローリングにするなど、自分たちの目的や優先度に合わせてプランニングすることで、コストと理想のバランスがいい住まいになるでしょう。

 

【3,000万円台】希望通りの様々なプランが実現できる住まい

3000万円台はキッチンやバスルームなどをグレードアップしたり、間取りをある程度自由に設計できる価格帯です。家の形状も中庭を含んだ”ロの字型”や”コの字型”などのプランニングが可能となります。内装にはコストのかかる自然素材なども取り入れやすくなるほか、構造の面でも鉄骨造やコンクリート造など様々な選択をすることができるようになります。またこの価格帯から全国規模で展開している、大手ハウスメーカーの注文住宅も視野に入れることができるでしょう。

 


注文住宅はたとえ同じ価格帯でも、どこにコストをかけるかによって住まいの形や間取り、デザインは全く異なります。そのため「どんな家が建てられるか」は、どんな暮らしをしたいかという施主の希望次第です。これからマイホームを検討されている方は、まず希望の住まいや暮らしを家族で話し合うことから始めてみましょう。


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