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住宅購入の基礎知識:中古住宅を選ぶ基準として知っておきたい耐震基準について

中古住宅
2018.03.23

これまで幾度となく大きな地震が発生してきた日本に住む私たちによって、建物の地震対策は身近な問題です。比較的災害の少ない岡山に住んでいるとはいえ、建物の耐久性や強度を気にされる方は多いのではないでしょうか。
そんな地震に対する強度を見分ける基準のひとつが「耐震基準」となります。
そこで今回は、中古住宅を購入する時に知っておきたい耐震基準についてご紹介します。

 

耐震基準における「新耐震」「旧耐震」の違いとは?

中古住宅の評価として基準になるのが「耐震基準」です。その基準は大きな地震災害のたびに見直されていて、1978年の宮城県沖地震を受けて1981年に改訂された耐震基準が「新耐震」基準、それ以前の基準が「旧耐震」と呼ばれています。
新耐震基準は、「震度6~7程度の大震災でも建物が倒壊しないような構造基準で、建物内にいる人の安全が確保される」という基準が設けられています。そのため『阪神・淡路大震災』においても、1981年以前の旧耐震基準の建物に比べて、新耐震基準で建てられた建物は被害が少なかったという報告があります。

 

建物の形も影響。古くても地震に強い家の条件とは?

では1981年以降に建築された「新耐震」の建物を購入すれば安全で、それ以前に建てられた「旧耐震」建物が地震に弱い物件かというと必ずしもそうとは言えません。

では、地震に強い家とはどんな建物なのでしょうか。

まず確認したいのが”建物の形状”です。一般的に地震に強いとされているのは、外観が真四角のシンプルな形状の建物です。個性的な外観はデザイン性に優れていますが、地震の揺れに対しては1階と2階の大きさが同じ、いわゆる総二階の建物が強いと言えるでしょう。

また建物を支える基礎や地盤も耐震性に大きく影響します。軟弱な地盤の場合、建物の揺れが大きくなったりするため、不動産会社に地盤の強さや基礎がしっかりしているかなどを確認するのが良いでしょう。

 

購入時には「耐震診断」実施の有無もチェック

中古住宅の耐震性を見分けるには、「新耐震」基準が施行された年度で判断するほか、「耐震診断」をしているかチェックするのも良いでしょう。耐震診断の有無は不動産会社に尋ねれば確認できるため、より安心して住まいを購入するためにもチェックしておきましょう

住宅は大きな買物であるとともに、家族の命や暮らしを守ってくれる大切なものです。購入した後に後悔しないためにも、建物の耐久性や耐震性など、問題がないかしっかり調べてから購入しましょう。

 

 

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