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以前の記事でもご紹介した「次世代住宅ポイント制度」のポイント発行申請受付が、いよいよ開始されました。「次世代住宅ポイント」は、一定の省エネ性や耐震性・バリアフリー性能等を満たした住宅を新築・リフォームした方に対して、さまざまな商品と交換できるポイントを発行する制度です。改めてどんな制度なのか、どういった商品が交換対象になっているのか確認しておきましょう。

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ポイント付与の対象となる新築住宅の要件は？

ではどのような住宅を建てると、「次世代住宅ポイント制度」の対象となるのでしょうか。今回の制度は消費税10％増税による、住宅購入の落ち込みを支援することが主目的とされていますが、長期優良住宅など高性能の住宅を普及することも目的とされています。そのため新築住宅の場合、一定の性能を満たした住宅に対して30万ポイントが与えられ、さらに性能を引き上げるなどの条件を満たせば最大35万ポイントまで引き上げられます。

1.注文住宅を新築した場合
・工事請負契約／2019年4月1日～

・建築着工／工事請負契約～2020年3月31日
・引き渡し／2019年10月1日以降
※一定の性能を有する住宅であること

2. 新築分譲住宅を購入した場合
・工事完了／2018年12月20日まで ※建築基準法に基づく検査済証が発行されていること
・不動産売買契約／2018年12月21日～2019年12月20日までに売買契約を締結
・引き渡し／2019年10月1日以降
※一定の性能を有する住宅であること

●一定の性能を有する住宅とは？
対象の住宅として認められるには、下記いずれかの住宅・性能に該当する必要があります。
a）認定長期優良住宅
b）認定低炭素住宅
c）性能向上計画認定住宅
d）ZEH
e）断熱等性能等級4または一次エネルギー消費量等級4以上
f）劣化対策等級3かつ維持管理対策等級2以上
g）耐震等級（構造躯体の倒壊等防止）2以上または免震建築物
h）高齢者等配慮対策等級3以上

付与されたポイントはどんな商品と交換できる？

では付与されたポイントはどんな商品と交換できるのでしょうか？2019年6月3日から国土交通省 「次世代住宅ポイント」サイトで交換商品を検索できるようになっています。現時点で掲載されている商品のジャンルは、「省エネ家電」「キッチン家電」「掃除・洗濯家電」「家具・カーテン/ブラインド」「食料品・飲料」など……。サイトでは今後も商品が追加される予定とのことなので、こまめにチェックしてみるとよいでしょう。

「次世代住宅ポイント」はこれから新しくマイホームを購入する人にとってはメリットの大きい制度です。まずは自分が購入しようとしている家が対象になっているか、またポイントがどれだけ発行されて、どんな商品と交換できるのかをきちんと確認するなど情報を集めておきましょう。