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住宅会社の選びかた:木造と鉄骨どう違う?メリットデメリットは?

新築住宅
2020.02.20

 

戸建て住宅に使用されている建材には「木」や「鉄骨」などのほか、さまざまな種類がありますが、建材によって住まいの強度やデザイン、間取りは異なってきます。また住宅会社によって取り扱っている建材も違うため、依頼先選びにも大きくかかわってきます。今回は「木造」「鉄骨」がどんな特徴があるのかをご紹介します。

 

木造住宅の特徴・メリットデメリットは?

「木造」は古くから日本で採用されてきた伝統的な建築工法です。梁と柱を組み上げて屋根を支える工法で、鉄骨に比べて加工がしやすいため比較的、間取りの制限は受けにくく、自由度が高いことが特徴です。さらに木の持つ特性として断熱性に優れているほか、吸水性・吸湿性も有しているため、一年を通して室内を快適に保ってくれます。
また工務店・ビルダー、ハウスメーカーなど多くの住宅会社が木造住宅を取り扱っているため選択肢が豊富。「ツーバイフォー(2×4)工法」や「木質パネル工法」など、さまざまな建築方法があるため、自分の好みや価格帯、理想の条件に合わせた会社選びができるでしょう。

 

「木造」と聞いて、鉄骨住宅に比べて地震に弱いとイメージされる方もいるかもしれませんが、決して地震に弱いというわけではありません。そもそも国によって定められている耐震性能のレベルは、構造にかかわらず同じです。また同じ大きさの建物で比較した場合、鉄骨に比べて軽くしなやかな材質の木造は、揺れが小さくなることがメリットです。

 

一方で、木造住宅は人の手でつくられている部分が多く、職人さんの技量などによって左右されてしまうことも理解しておきましょう。そのほか木材は自然素材のため、鉄骨と比較すると耐用年数が短く設定されているほか、シロアリなどの被害にも気を付ける必要があります。

 

 

鉄骨造住宅の特徴・メリットデメリットは?

鉄骨造の住宅には大きく分けて2種類あり、材料の厚みが6mm未満の「軽量鉄骨造」と6mm以上の厚みがある「重量鉄骨造」に分けられます。一般的な住宅では「軽量鉄骨造」が用いられることが多く、本項目では軽量鉄骨造について解説していきます。

 

軽量鉄骨造の建物は、あらかじめ工場で製造されたものを現場で組み立てているため、木造に比べて工期が短く、職人の技術に左右されないため、安定した品質が保たれていることが特徴です。さらに構造の強度が高いため、柱と柱の間を大きくとることができます。そのため大空間をつくりやすいというメリットもあります。また法定耐用年数が軽量鉄骨造住宅は27年、木造住宅は22年と設定されているように、比較的長い耐用年数を見込めることも特徴。そのため骨組みは残したまま、間取りの変更など大規模なリフォームをしやすく、多世帯にわたって住み継いでいくこともできます。
一方で木造住宅と比較して、建築コストが高くなる傾向があります。場合によっては地盤改良の費用が必要となることもあるため、そうしたコストも念頭に入れて資金計画を立てることが重要です。

 

今回は木造住宅・軽量鉄骨造住宅の特徴や、メリットとデメリットを簡単にご紹介しました。これからマイホームを考えている方は、それぞれのコストバランスや性能などを考慮しながら、理想の住まいを叶えてくれる住宅会社を選びましょう。


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