マイホーム購入前に知っておきたい、注文・建売住宅における「坪単価」の基礎知識
- 注文住宅
- 2018.06.19
マイホームを購入しようとしたときに、よく目にすることになるのが「坪単価」です。皆さんも広告チラシやインターネットで見かけたことがあるかもしれませんが、「坪単価」は住宅会社が自社の建物グレードの目安にしているなど、建築予算の目安を知るために使われていますが、よく理解しないまま解釈していると思わぬ出費になることがあります。そのため今回はマイホームを購入する前に知っておきたい「坪単価」の基本についてご紹介します。
住宅会社や物件えらびの目安になる!? 「坪単価」とは
注文・建売住宅における「坪単価」とは、住宅1坪あたりの建築費を指し、一般的に建物本体価格を延床面積で割った数値のことです。たとえば建物本体価格=2,000万円で延床面積=35坪の物件があった場合、2,000万円÷35坪でこの建物の坪単価は約57万円となります。ただし注意したいのが住宅会社によって坪単価の算出の仕方が異なる場合があることです。住宅会社によっては延床面積ではなく、施工面積(玄関ポーチなど延床面積に含まれない部分も含んだもの)で計算する場合があり、その場合、延床面積よりも坪単価は安く算出されることになります。そのため同じような条件の住宅会社があったとしても、坪単価だけで判断せず、あくまで目安として利用することをお勧めします。
坪単価に含まれていない予算に気を付けよう
また「坪単価」を参考にするときに注意したいのが、住宅は間取りやキッチン・トイレ。バスルームといった住宅設備などのオプションによって値段が大きく変動することです。そのため単純に坪単価だけで判断せず、計算方法や何が含まれているのかをしっかりと確認しておくことが大切です。そのためにもまずは、自分たちの希望予算や住まいの要望をしっかりと固めて打ち合わせに臨むことが大切です。ここをおろそかにしてしまうと、希望通りのプランができなかったり思わぬ予算を提示されてしまかねません。まずは様々な坪単価の住まいを見比べて、比較検討してみるとよいでしょう。
いかがでしたでしょうか。坪単価はわかりやすく自分が建てられる住宅会社を判断するためには有効ですが、あくまでも目安として使用することが大切になります。また自分たちの希望する建築予算も事前に決めておくことは最も大切なことです。多くの事例と坪単価を見て、自分が建てたい家や理想の家はどのくらいの価格になりそうかを判断する基準として、上手に活用して素敵な住まいを実現しましょう。
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