新築住宅購入と住宅ローンで後悔しないために、知っておきたい住まいの探しかた・買いかた
- 注文住宅
- 2018.12.28
消費税が10%に増税される2019年10月までに、マイホームを購入したいという方も多いのではないでしょうか。しかし、マイホームは高額な買い物だけに、急いで購入してしまうと、住み始めてから後悔してしまったり、将来の生活が立ち行かなくなってしまう可能性もあります。そこで今回は、住宅購入と住宅ローンで後悔しないために、知っておきたい基本的な住まいの探しかた・買いかたをご紹介します。
1.理想の暮らしのイメージを膨らませてみる
あなたにとって、理想の暮らしはイメージできていますか? 通勤・通学に便利な立地、使いやすいキッチンと広いリビング、趣味に没頭できる部屋が欲しい……など、まずは思いつくままにイメージを膨らませてみましょう。また現在、暮らしている住まいで気に入っているところ、不満に思っているところを書き出してみるのも良いでしょう。そうした改善点を家族間で共有することで、「部屋数が足りない」「収納が欲しい」「光熱費を抑えたい」など住まいづくりの方向性や解決しなければならないポイントが分かります。
2. マイホーム購入の予算を決める
そして住宅購入で後悔しないためには、「予算」を決めることが大切です。「予算」と聞くと、土地・建物をそれぞれいくらで購入するのか、またいつまでに返済するのかなど、多くの方が住宅ローンの返済計画のことを想像すると思います。しかし家を建てた後に必要となるのは住宅ローンだけではありません。子どもの養育費や月々の生活費、光熱費など様々な資金が必要となります。またマイホームを建てる前は共働きでも、その後出産や子育てなどの事情から、収入が変わるケースも少なくありません。
また新築住宅を購入した人で、自分が借りられる金額以上のお金を「借りすぎ」てしまい、住宅ローンが破綻してしまう方も多くいます。そうならないためも「借り入れ可能額=適正な借入額」と考えないようにすることです。家を建てる後、想像していたよりも教育費が必要になったり、家族構成の変化などの理由で返済が難しくなり、家を手放すことになったり、住宅ローン返済に圧迫されて貯蓄ができず、破たんしてしまうという事態は避けたいものです。
3.「固定」or「変動」?住宅ローンの金利タイプを決める
住みたい家のイメージがと予算が決まったら、次は住宅ローン選びを進めます。住宅ローンの金利タイプには、【フラット35】に代表される、返済期間中の金利が変わらない「全期間固定金利型」と、2〜10年といった一定期間中の金利が固定されている「当初固定金利選択型」、そして「変動金利型」に大きく分けられます。
【固定金利】
一定期間の金利が固定されて変動しないタイプの住宅ローンです。金利を固定する期間は契約内容によって3年・5年・10年など異なりますが、期間が長ければ長いほど金利も割高になります。後ほど説明する「変動金利」と比較すると金利が高めに設定されていますが、その分金利は変動することがないため、将来のライフプランが立てやすいという特徴があります。そのためこれから出産を控えていたり、進学のためにお金を貯蓄したいと考えているご家庭にはお勧めです。
【変動金利】
その名の通り市場金利の変化に伴って、金利が変動する住宅ローンです。変動によって返済額が変わり、金利が下がれば返済額は減り、金利が上がれば返済額が増えます。金利が低い時なら良いですが、金利上昇というリスクを常に負っているため「固定金利」よりも金利は低く設定されています。そのため金利の変動に対応できるだけの余裕があったり、借入金額が少なく返済期間が短い場合はお勧めできます。
いったん住宅ローンを組めば、金融機関によっては、繰り上げ返済や借り替えをするごとに手数料が必要となる場合もあります。子どもの教育費や自分たちの老後資金などの積立など、将来の収支を考えながらその家庭に適した金利タイプで住宅ローンを組むことが大切です。
4.悩んだり迷ったりしてしまったら専門家に相談
マイホームを焦って購入しようとしてしまうと、住み始めてから後悔してしまうことになりかねません。また金額が大きい買い物だけに、しっかりとした資金計画を立てなければ、生活を圧迫してしまう可能性もあります。そのため、もし自己資金が分からなくなったり、購入予定金額が適正なのか分からなくなった場合は、ファイナンシャルプランナーなど専門家に相談してみましょう。住まいに対する要望や理想の暮らしなど、第三者的な立場から、住まいや住宅ローンの融資額についてアドバイスをもらえるはずです。もちろんプランニングをしたからと言って、その計画通り完璧な住まいができるとは限りませんが、自分たち家族が支払えるお金を冷静に見直すことで、建てた後の後悔は減らせるはずです。
マイホームの購入は人生で最大の買い物です。購入後、「こんなはずではなかった」と後悔しないようにしっかりと住まいの探しかた・買いかたを知って、理想の暮らしを手に入れましょう。
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