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土地の購入からマイホーム入居まで、住宅購入の流れを知っておこう

住宅基礎知識
2017.10.20

マイホームを考えているけど、「何から始めればよいのか」「何を準備すれば良いのか」分からない方も多いと思います。
そこで今回は、土地の購入から新築住宅への入居までの流れを解説いたします。家づくりに必要なスケジュールをしっかり理解して、理想のマイホームへの第一歩を踏み出しましょう。

 

1.「住まいのイメージ作りをする」
家を建てることを家族みんなで決めたら、「どこで、どんな暮らしをしたいのか」というイメージを思い描くことから始めましょう。住宅雑誌やインターネットなどで情報を集めて、住まいのデザインやライフスタイルなど新居のイメージを固めます。そして家庭内で出てきた意見を整理して、住みたいエリア、金額面などに、優先順位をつければ”建てたい家”がハッキリするはずです。

 

2.「自分たちに合った資金計画を立てる」
つぎに大切なのが「どれくらいの予算で建てられるのか」ということです。まずは現在の収入・支出をしっかりと把握して、土地と建物の総額予算の目安を決めておきます。ここであらかじめ知っておきたいのが、土地・建物代のほかにも、各契約の手数料や新居への引っ越し代、家具・家電など、様々な費用が必要になることです。これらの費用はマイホーム引き渡しまでに支払いが発生することが多いため、その点も注意しておきましょう。

 

3.「理想の土地を探す」
暮らしのイメージやおおよその予算が決まったら、いよいよ土地探しをはじめます。自分たちの建てたい家や理想の暮らしが、その土地で実現できるのか、しっかり確認しましょう。しかし、100%理想に合った土地に巡り合うことは難しいのが現実です。その場合、第二希望のエリアを検討したり、「古家あり」の物件を探すなど、選択肢を広げてみることも必要です。

 

 

4.「マイホームを託す住宅会社を選ぶ」
住宅展示場やショールーム、住宅見学会をまわって、気になる住宅会社をリストアップします。施工会社はおおまかに「ハウスメーカー」「工務店」「設計事務所」に分けられます。それぞれの住宅会社の特徴を把握するとともに、技術力やサポート力、施工実績など、自分たちに合った会社を総合的に評価して決めていきましょう。また予算内で希望通りの住まいを建ててくれるかという点はもちろん、こだわりやライフスタイル、趣味など、“想い”を共有できる相手かどうかという点も大切です。

 

 

5.「住宅会社と建物プランニングの打ち合わせ」
土地と住宅会社が決まったら、自分たちの要望をより詳しく伝えて、建てたい住まいのイメージを決めていきます。住宅会社から図面や見積もりを受け取ったら改めて自分たちの要望が反映されているのか、予算内に収まっているのかをチェックして、マイホームを具体化していきます。また内装や照明、キッチン・バスなどの住宅設備なども選んで細かい仕様を決めていきます。この時点で、どんな家になるのかが具体的に見えてきます。ここで最終プランを決めた後、本見積をとります。

 

6.「工事請負契約・建築確認申請」
建物の間取りプラン、予算、工期などについて確認・了承したら住宅会社と工事請負契約を結びます。また着工前に役所に建築確認申請を提出して、構造、設備などの面で法的規制に準じているものであるのかを審査してもらいます。

 

7.「住宅ローンの借入先を決める」
土地と建物プランが決まれば、借り入れが必要な金額が分かります。そこで、どの金融機関の住宅ローンを利用するか決定します。この時、資金計画の段階で住宅ローンについて、あらかじめ検討していればスムーズ。不明な点があれば住宅会社や専門家に相談するなど、それぞれの住宅ローンについて比較検討して、特徴を吟味したうえで自分たちに合った借入先を選びましょう。

 

8.「着工→上棟→竣工・検査」
いよいよマイホーム建築が始まりますが、地鎮祭や上棟式、そして近隣住民への挨拶など、やるべきことはたくさんあります。また施工現場に積極的に足を運んでみるのもおすすめです。自分の家が完成するまでの施工途中の様子もわかりますし、建てる側と造る側、互いの顔がよく見えることで、より満足できる家づくりができることでしょう。そして工事が完了したら、施主・施工業者などの立会いのもと検査を行います。床や壁などに汚れやキズがないか、スミズミまでチェックしましょう。

 

9.「引渡し・入居とその後」
検査をして不具合がないことを確認したら、いよいよ引き渡しとなります。引っ越しでは荷物の量や移動距離によって費用が変わってきます。そのため資金計画の段階で、費用も盛り込んでおくことが大切です。またこれから長い付き合いとなる近隣住人への挨拶も必要。引っ越し当日は忙しいため、2~3日前から挨拶回りをしておくと良いでしょう。
こうして新居での生活が始まるとともに住宅ローンの返済もスタートします。子どもの成長や進学、家族構成の変化など将来のライフイベントを考えて返済計画を立てることが大切です。また住み始めてから気づいた住まいの不調や不具合などは、担当者と相談しながら解決していきましょう。

 

 

 

 


 

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