子育て家族が考えたい住まいづくり 子どもが育つ生活空間のポイント
- 注文住宅
- 2018.02.23
家づくりでは、さまざまな要望や条件がありますが、子育てファミリーにとって重視したいのが、「子どもが、健やかに成長できる居住空間」です。そこで今回は『子どもの成長を促す空間』という観点から、空間づくりのポイントをご紹介します。ほどよく見守りながら、子どもが自然と育つ環境づくりを知って、親子がともに満足のいく家をつくりましょう。
子どもの自由な発想を育む、プラスαの空間
好奇心や自由な発想を育むためには、子どもがワクワクするような空間や、日々変化が感じられるような間取りの工夫が大切です。子どもが「なにを置こう」「どう使おうかな」と考えたくなる空間や、四季の変化や自然に触れることができる環境づくりを意識しましょう。
- 秘密基地のようなワクワクできるロフト
ロフトや屋根裏の空間は、収納として使えるだけではなく、子どもの好奇心を育む場所になります。また兄弟姉妹がいる場合であれば、ロフトをふたつの部屋をつなぐ空間として利用することで、共通の本棚として使うことができるなど、お互いの興味・関心を刺激し合える場所としても活躍します。 - 子どもの作品を飾ることができるスペース
デッドスペースになっている廊下の壁や、階段の踊り場などに、子どものつくった作品や絵などを飾れるスペースがあれば、子どもの自由な発想を刺激するだけでなく、家族のコミュニケーションも生まれます。また子どもが小さいうちは、親目線で「いいな」と思うものを飾ることで、創造力や表現力の成長を促すことができます。 - 自然に触れ合うことができる庭やバルコニー
庭やバルコニーなどに家庭菜園をつくったり、DIYができる作業スペースを設けることで、親子で一緒にさまざまなことにチャレンジできる環境をつくることもオススメです。大切なのは、親の存在を感じられることです。一緒に取り組んだり、つくったモノを評価してあげたりすることで、子どものやる気も育てていきましょう。
子どもの自主性を育み、片づけ・身支度の習慣が身につく動線
片付けや身支度など、自分の身の回りのことを子ども自身が自発的に行えるように習慣づける動線をつくることが、自主性を育むポイントです。その際、親がさりげなくサポートできるよう、子どもに目が届きやすい間取りや動線作りも大切です。
- 親の家事を自然に手伝える環境づくり
子どもは一緒に暮らしている親の姿を見て生活習慣を身につけます。そのためリビング横に和室をつくったり家事コーナーを設けて家事をする姿を見せることで、自然と興味をもってお手伝いしたいという気持ちが芽生えやすくなります。 - 親子で一緒に作業ができるキッチン
子どもと一緒に作業できる広さを確保することで、親子で調理をしたりすることもでき、お手伝いもしやすくなります。手伝っているうちに料理に興味を持つので、調理の準備をしたり、後片付けをしたりといった自立心が自然に身につきます。 - 身の回りの整理整頓ができる専用の収納
リビングに置いておく普段使いのおもちゃや本などは、リビングの一角に整理できる場所をつくることで、家族で使う共同スペースをきれいにする習慣が身につきます。また玄関のすぐ隣やリビングへの動線の途中に、洗面や収納スペースを設けることで、手洗いの習慣や外で使う荷物の片づけの出し入れなど、身支度の習慣を自然に身に着けさせることができます。
日々の生活のなかで子どもが成長できるように
子どもが育つ生活空間で大切なのは、暮らしのなかで子どもが自発的に行動できるかです。また子供の健やかな成長は、家族全体のコミュニケーションにもつながってくるはずです。これから住まいづくりを考えている、子育て家族の方は、ぜひ子供の成長という目線を取り入れた住まいを考えてみてください。